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J-GLOBAL ID：200902288446632952   整理番号：09A0373953

鋼橋のCFRP板接着補修・補強の現状と課題

著者 (1件)： 石川敏之 (名古屋大 大学院環境学研究科)
資料名： 日本接着学会誌  (Journal of the Adhesion Society of Japan)
巻： 45  号： 4  ページ： 139-144  発行年： 2009年04月01日 
JST資料番号： G0749A  ISSN： 0916-4812  CODEN： NSEGE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 鋼部材の補修・補強法として,炭素繊維強化樹脂板(CFRP板)を接着する方法が提案され研究されている。そこで,国内外で実施された鋼橋のCFRP板接着補修・補強の事例を,事前に実施された試験も含め紹介,次に,接着補修の設計に対する課題を述べた。鋼桁の応力を低減させるCFRP板の接着長さの設計として,鋼桁の下フランジの下面にCFRP板が接着される場合のモデルを解析し,せん断遅れ現象を考慮した接着長さで設計することの必要性を述べた。又,鋼板,CFRP板の弾性範囲内に於けるCFRP板のはく離を防止する設計式を示し,板曲げ試験の結果を踏まえ,設計式が利用できることを述べた。更に,CFRP板の端の位置を曲げモーメントが小さい範囲に設けること,温度変化の影響の考慮,応力低減の工夫など,はく離防止の為の設計について解説した。

シソーラス用語： *橋 ,  *プラスチックシート ,  *補強部材 ,  修理 ,  *接着 ,  接着強さ ,  曲げ試験 ,  剥離 ,  降伏応力 ,  エポキシ樹脂 ,  ガラス繊維 ,  疲れ試験 ,  剪断 ,  剪断応力 ,  法線応力 ,  曲げモーメント ,  熱膨張係数 ,  端部 ,  繊維強化プラスチック ,  梁 ,  *鋼橋 ,  炭素繊維強化プラスチック ,  鋼桁 ,  鋼部材 ,  断面力 ,  剪断遅れ ,  応力減少 ,  *CFRPシート
準シソーラス用語： 応力低減 ,  *炭素繊維強化プラスチックシート

分類 (2件)： 橋梁の破壊,保守,その他  (RC06080X) ,  建設材料  (YH06040B)

引用文献 (27件)：

• 渡邊憲市. 鋼構造年次論文報告集. 2000, 8, 679
• 鈴木博之. 鋼構造年次論文報告集. 2000, 8, 683
• SEN, R. Composites : Part B. 2001, 32, Issue 4, 309
• 野阪克義. 鋼構造論文集. 2003, 10, 38, 61
• DENG, J. Composite Structures. 2004, 65, 205

タイトルに関連する用語 (4件)： 鋼橋 ,  CFRP板 ,  補修・補強 ,  現状