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J-GLOBAL ID：200902288468598480   整理番号：09A0573802

ヒト前頭前野皮質内における認知制御の柔軟な神経機構

Flexible neural mechanisms of cognitive control within human prefrontal cortex

著者 (4件)： BRAVER Todd S. (Washington Univ., MO) ,  PAXTON Jessica L. (Washington Univ., MO) ,  LOCKE Hannah S. (Washington Univ., MO) ,  BARCH Deanna M. (Washington Univ., MO)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 106  号： 18  ページ： 7351-7356  発行年： 2009年05月05日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒト認知機能の柔軟性は,特化した認知制御機構に依存し,目標指向行動を促進し,不適当なものを抑制する。今回,異なる認知制御過程は同じ脳部位内で行われ,時空間動態に基づき起こる分別化と分離があることを示した。持続的作業試験(CPT)のAXバージョン。AX-CPT認知作業試験中に老年者と若年者間で対称的な時空間動態を示す外側前頭前野皮質(PFC)内の部位をfMRIで検討した。若年者(平均22歳)の時空間動態は順行制御パターン(一次的にはキューに基づく活性化)と一致したが,老年者(平均72歳)は反応制御パターン(一次的にはプローブに基づく活性化)を示した。タスク戦略訓練後,老年者はPFC部位のサブセット内で順行シフトを示し,活性動態を若年者パターンに正常化した。さらに検討し,これらの実験的に誘発した時空間動態の交差パターンは,PFC部位内で柔軟にシフトし得る認知制御の二重様式を強く支持すると結論した。

シソーラス用語： ヒト ,  *前頭前野 ,  神経生理 ,  変動 ,  神経心理学的検査 ,  成長段階 ,  NMRイメージング ,  部分集合 ,  年齢差 ,  柔軟性 ,  反応制御 ,  *認識 ,  記憶
準シソーラス用語： fMRI ,  時空間変動 ,  作業記憶

分類 (1件)： 中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (4件)： ヒト ,  前頭前野皮質 ,  認知制御 ,  神経機構