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J-GLOBAL ID:200902288516608620   整理番号:09A0742749

大腸菌における成熟組換え体コレラ毒素Bサブユニットとホロ毒素のリンコマイシン誘導過剰発現

Lincomycin-induced over-expression of mature recombinant cholera toxin B subunit and the holotoxin in Escherichia coli
著者 (8件):
資料名:
巻: 67  号:ページ: 96-103  発行年: 2009年10月 
JST資料番号: W0282A  ISSN: 1046-5928  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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コレラ毒素(CT)Bサブユニット(CTB)は大腸菌において,新規な発現系を使用して過剰発現された。発現プラスミドは,完全長のCTBをコードしている遺伝子とCTB,又は毒素原性大腸菌の熱不安定性のエンテロトキシンBサブユニット由来のShine-Dalgarno(SD)配列をpBluescript SK(+)ベクターにおいてlacZα遺伝子断片に挿入することによって構成した。大腸菌MV1184株にそれぞれのプラスミドをトランスフォームし,リンコマイシンを含むCAYE液体培地で培養した。組換え体CTB(rCTB)は,各細胞抽出物から精製された。rCTBは,両形質転換体で明白な毒性なしに過剰発現され,Vibrio choleraeから精製されたCTのそれと構造的,生物学的に同一であった。このことは元々のSDとCTBシグナル配列も又,大腸菌におけるrCTB発現に十分であることを示している。リンコマイシン誘導rCTB発現は,lacプロモーターを変異させることにより阻害され,リンコマイシンがラクトースオペロンに影響していることを示唆している。これらの知見をもとに,野生型のCTオペロンを含むプラスミドを構築し,rCTBに対するものと同じ手法を使用して,CT(rCT)を成功裏に過剰発現した。rCTはインタクトなAサブユニットを持っているが,rCTのAとBサブユニットのアミノ末端修飾と生物学的特性はCTのそれらと同一であった。これらの結果は,この新規なrCTB過剰発現系は,粘膜アジュバント活性のようなCTの特性のさらなる研究を促進する,野生型と変異体CT蛋白質の両者を生成するためにも有用であることを示唆した。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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微生物の生化学  ,  遺伝子操作 
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