文献

J-GLOBAL ID：200902288656970621   整理番号：08A0600785

第VIII因子はADAMTS13によるvon Willebrand因子の蛋白質分解切断を促進する

Factor VIII accelerates proteolytic cleavage of von Willebrand factor by ADAMTS13

著者 (6件)： CAO Wenjing (Univ. Pennsylvania, PA) ,  KRISHNASWAMY Sriram (Univ. Pennsylvania, PA) ,  CAMIRE Rodney M. (Univ. Pennsylvania, PA) ,  LENTING Peter J. (Univ. Medical Center Utrecht, Utrecht, NLD) ,  LENTING Peter J. (Crucell Holland B.V., Leiden, NLD) ,  ZHENG X.Long (Univ. Pennsylvania, PA)
資料名： Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America  (Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)
巻： 105  号： 21  ページ： 7416-7421  発行年： 2008年05月27日 
JST資料番号： D0387A  ISSN： 0027-8424  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ADAMTS13メタロプロテアーゼによるvon Willebrand因子(VWF)の蛋白質分解は正常なホメオスタシスに必須である。In vitroでは,大きなせん断力が存在してもADAMTS13によるVWFの切断は緩やかに進行する。今回,生理的pHとイオン強度そしてせん断力存在下で,凝血因子VIII(FVIII)がVWFにおけるTyr¹⁶⁰⁵-Met¹⁶⁰⁶結合の特異的せん断速度を約10倍も高めることを示した。FVIIIは高分子量多量体の切断を優先的に促進した。この促進は1.5Mグアニジンによる変性VWFでは生じなかった。FVIIIのトロンビン処理はその切断促進能力を失わせた。Bドメイン喪失VIIIは完全長VIIIと同様に機能したが,FVIIIとVWFの高親和性相互作用に寄与する酸性領域a3とBドメインの喪失はFVIIIの促進能力を大幅に減じた。FVIIIはせん断力存在下でのADAMTS13によるVWFの蛋白質分解切断の制御に寄与し,それはFVIIIとVWF間の高親和性相互作用に依存する。

シソーラス用語： ヒト ,  *第VIII因子 ,  *マトリックスメタロプロテイナーゼ ,  トロンビン ,  von Willebrand因子 ,  分子間相互作用 ,  剪断応力 ,  タンパク質分解
準シソーラス用語： *ADAMTS-13 ,  蛋白質相互作用

分類 (2件)： 酵素一般  (EB09010D) ,  代謝一般  (EB03050F)

タイトルに関連する用語 (5件)： 第VIII因子 ,  ADAMTS13 ,  因子 ,  蛋白質分解 ,  促進