文献

J-GLOBAL ID：200902288726336925   整理番号：08A0417303

火山岩塊の運動再考(4)-浅間火山1938年および有珠火山1977年噴火における放出火山岩塊の解析-

著者 (5件)： 鈴木建夫 (職業能力開発総合大) ,  新井田清信 (北大 理学研究院) ,  西田泰典 (北大 理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  大島弘光 (北大 理学研究院 地震火山研究観測セ) ,  室伏誠 (職業能力開発総合大)
資料名： 北海道大学地球物理学研究報告  (Geophysical Bulletin of Hokkaido University)
号： 71  ページ： 19-38  発行年： 2008年03月15日 
JST資料番号： F0069A  ISSN： 0439-3503  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 火山岩塊放出速度に関する鈴木らによる前報(同誌No.71(2008))の研究を,1938年浅間火山噴火および1977年有珠火山噴火の各事例に適用し,放出岩塊の受けた空気抵抗値,爆発主軸の傾き,放出速度の方位依存度などについて復元を試みた。1938年浅間火山噴火では爆発主軸は真東に30度傾き,桜島噴火の報告における火山弾と同程度の角度依存性が推定された。1977年有珠火山噴火については,南南東方向に長く伸びた岩塊分布域を説明する最適なパラメータの組み合わせを推定した結果,大きな角度依存性を持った放出が推定された。これらの結果から,放出火山岩塊共通の空気抵抗値としてK_d=0.5程度を推算した。

シソーラス用語： 噴火活動 ,  *岩塊 ,  *火山 ,  事例研究 ,  *空気抵抗 ,  角度依存性 ,  *放出 ,  推定 ,  数学モデル ,  数値計算

分類 (1件)： 気象学一般  (DC05010D)

タイトルに関連する用語 (6件)： 運動 ,  浅間火山 ,  有珠火山 ,  噴火 ,  放出 ,  解析