文献
J-GLOBAL ID:200902288735882517
整理番号:09A0756731
光電子分光法 I 歴史と概説
Photoemission electron spestroscopy I: History and overview
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著者 (1件):
資料名:
巻:
16
号:
1
ページ:
42-43,45,47,49,51,53,55,57,59,61,63
発行年:
2009年06月29日
JST資料番号:
L3852A
ISSN:
1341-1756
CODEN:
JSANFX
資料種別:
逐次刊行物 (A)
記事区分:
解説
発行国:
日本 (JPN)
言語:
英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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光電子分光法(PES)は,物質科学分野における基礎的な分析法の一つとしてすでに確立されているが,周辺技術の発展に伴い,現在でも急速に発展しており,科学的な新たなニーズが生まれている。理論および実験の基礎的な概念はよく理解されている。本稿では,PESのチュートリアルレビューの連載の1回目として,歴史的背景に加えて,理論及び実験の両面からのPESの基礎的な概念について概説する。PESは現在,バルクや表面の化学的特性や化学分析,電子構造などを調べる手法として広く用いられている。本稿では,PESに基づいた各種分析法について紹介する:(1)ESCAは内殻準位PESの化学シフトを正確に分析するために開発されたものである。化学シフトから元素の化学結合状態を決定することができる。結合エネルギーに影響を与えている物理的・化学的情報を得ることができる。(2)光電子顕微鏡(PEEM)は光電効果によって試料表面から放出される電子の局所的変化を観測する手法である。PEEMでは,検出する光電子の運動エネルギーに依存して,いくつかのモードでの観察が可能である。(3)光電子回折(PED)は,光電子の検出角度の関数として強度の変調を測定する。PEDは結晶中の原子の周囲の原子配置に関する情報をもたらす。
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
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分類 (3件):
分類
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電子分光スペクトル
, 顕微鏡法
, 電子分光法
引用文献 (30件):
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H. Hertz, Ann. Phys. Chem.31, 983(1887).
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A. Einstein, Ann. Phys.17, 132(1905).
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M. Cardona and L. Ley (eds.), Photoemission in Solids I (Springer, Berlin, 1978).
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S. Hüfner, Photoelectron Spectroscopy (Springer, Berlin, 1996).
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W. Schattke and M. A. Van Hove (eds.), Solid-State Photoemission and Related Methods (Wiley-VCH, Weinheim, 2003).
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