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J-GLOBAL ID：200902288749261612   整理番号：09A1282821

回転機を含む複数種類の分散型電源を用いたマイクログリッドの高電力品質自立運転手法の提案と実証

High Quality Power Supply Method for Islanding Microgrid by use of Several Types of DG Systems including Rotating Machines

著者 (8件)： 菊池卓郎 (東京大学) ,  馬場旬平 (東京大学) ,  河内駿介 (東京大学) ,  下田英介 (清水建設) ,  沼田茂生 (清水建設) ,  山根俊博 (清水建設) ,  正田英介 (鉄道総合研究所) ,  仁田旦三 (明星大学)
資料名： 電気学会論文誌 B  (IEEJ Transactions on Power and Energy)
巻： 129  号： 12  ページ： 1561-1566 (J-STAGE)  発行年： 2009年 
JST資料番号： S0809A  ISSN： 0385-4213  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： マイクログリッドでは,系統の事故時に自立運転を行うことでより高い電力品質が得られるが,自立運転を行っている場合はとりわけ周波数変動及び電圧変動が問題になりやすく,マイクログリッドを運用する側の立場としては電力補償する事で品質を維持する必要がある。そこで,本稿では,マイクログリッドの自立運転において電力品質の維持,具体的には系統周波数と系統電圧の変動抑制に主眼を置いて,回転機発電機及び電力補償用電源からなる分散型電源を制御する手法を提案した。高い周波数帯の負荷変動に対しても系統周波数が変動してしまうマイクログリッドにおいて,電力検知制御を用いた周波数変動抑制制御法として統合カスケード制御,ハイブリッド制御構造,エネルギー貯蔵装置のSoC管理制御手法を提案し,これによる効果を実証試験により確認した。また,系統電圧変動の抑制手法として,電力補償用電源のSTATCOMモデル運転を提案し,実証研究設備のEDLCを用いてこれを試験し,系統電圧変動の抑制に効果があることを示した。

シソーラス用語： 電力系統 ,  *分散型電源 ,  電力品質 ,  *運転 ,  回転機械 ,  電力補償 ,  周波数変動 ,  エネルギー貯蔵 ,  SVC【補償】 ,  電圧変動 ,  系統安定度 ,  *マイクログリッド
準シソーラス用語： STATCOM ,  *自立運転

分類 (1件)： 電力系統一般  (NB02000E)

引用文献 (6件)：

• LASSETER, B. The CERTS MicroGrid Concept. 2002
• 高野富裕. 八戸市マイクログリッドにおける自立運転の実証. 平成20年電気学会電力・エネルギー部門大会. 2008
• 角田二郎. 新エネルギー発電装置によるマイクログリッドの自立運転試験結果と電圧制御方法の検討. 平成20年電気学会電力・エネルギー部門大会. 2008
• 馬場旬平. 有効電力統合カスケード制御を用いた複数種類分散型電源によるマイクログリッドの自立運転模擬試験. 平成19年電気学会全国大会. 2007
• 馬場旬平. マイクログリッドの有効電力統合カスケード制御における計測及び伝送時間遅れの影響. 平成19年電気学会全国大会. 2007

タイトルに関連する用語 (8件)： 回転機 ,  分散型電源 ,  マイクログリッド ,  電力品質 ,  自立 ,  手法 ,  提案 ,  実証