抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
佐賀平野を含む有明海沿岸農業地帯では,施肥量の増加や生活系負荷の増大により,農業地帯からクリークに排出される水質負荷が増加しており,クリーク水の反復利用や水域の滞留性のため有機性汚濁や富栄養化が顕在化し,負荷の蓄積による水質悪化が問題となっている。また,佐賀県唐津市には日本三大松原の一つである虹の松原があり,100万本のクロマツを中心とした松林の堆積松葉が問題になっている。佐賀県では,これら松原の堆積松葉や水路に過剰繁茂するホテイアオイの処理が問題となっている。ここでは,これらの課題を同時に解決する方法として,これらの植物を炭化物にし,それをクリーク水の浄化に利用することについて検討した。実験の結果,松葉炭,ホテイアオイ炭ともに,溶解成分の溶出低減を施すと,どちらの炭化物もリン成分の除去に対して高い能力を示すことが明らかとなった。