抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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時間経過と経験の持続性に関して過去の例をまとめ,どうすれば災害文化を継承できるかについて述べた。まず,記憶の失われ方について,8年経過後,10年経過後,15年経過後,30年経過後について既往の文献にもとづいて紹介した。次に,失われなくてはならない記憶,記憶を上手く繋いでいる事例(20年毎の技術伝承)について述べた。最後に,記憶を繋ぐためにはどうすればよいかについて,訓練やキャンペーンの効果を紹介した。まとめとして年数と経験の持続性の関係を示し,大災害を人間の知恵として残し,繋いで行くには,他所での災害毎での,あるいは年中行事としての退避訓練などが役に立つと述べた。