文献

J-GLOBAL ID：200902288959426207   整理番号：09A0134950

生物分析応用のための酵素機能化メソポーラスシリカ

Enzyme-functionalized mesoporous silica for bioanalytical applications

著者 (3件)： ISPAS Cristina (Clarkson Univ., NY, USA) ,  SOKOLOV Igor (Clarkson Univ., NY, USA) ,  ANDREESCU Silvana (Clarkson Univ., NY, USA)
資料名： Analytical & Bioanalytical Chemistry  (Analytical & Bioanalytical Chemistry)
巻： 393  号： 2  ページ： 543-554  発行年： 2009年01月 
JST資料番号： E0425B  ISSN： 1618-2642  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： ドイツ (DEU)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 酵素固定化に適した性質を持つ新しい材料の開発は新興研究分野である。メソポーラスシリカ材料(MPs)は広い表面積,化学的安定性,熱安定性,機械的安定性,高度に均一な穴の分布,加工できる穴サイズ,高い吸着能など酵素固定化マトリックスに適した性質を有している。MPsに捕獲した酵素はその生物触媒活性を保持し,溶液中の酵素より安定であることが示されている。MPs-酵素のハイブリッドは各種のバイオテクノロジー及び生物分析アッセイ分野での応用が可能である。この総説はMPsの蛋白質による生物機能化における最近の技術的進歩,酵素バイオセンサー構築への展望などにつき考察した。メソポーラスシリカ:合成,タイプ構造及び形態の調節,酵素-メソポーラスシリカ系の製作,(酵素とMPsマトリックスの間の相互作用のモデル化,ポアの直径,ポアの容積,及びサイズマッチング,pH,イオン強度及び表面荷電の影響,物理的吸着,共有結合,マクロケージ及び二モードMPs構造における酵素捕獲),生物分析におけるメソポーラスシリカの利点と潜在的応用:他の支持体との比較,MPs-酵素系の生物感知応用の各項目につき述べた。

シソーラス用語： *多孔質体 ,  マトリックス【母体】 ,  バイオテクノロジー ,  *固定化酵素 ,  イオン強度 ,  表面電荷 ,  架橋化合物 ,  物理吸着 ,  *二酸化ケイ素
準シソーラス用語： *シリカ ,  ケージド化合物 ,  *メソポーラスシリカ

分類 (1件)： 医用素材  (GA05040H)

引用文献 (101件)：

• Hartmann M (2005) Chem Mater 17:4577-4593
• Lee C-H, Lang J, Yen C-W, Shih P-C, Lin T-S, Mou C-Y (2005) J Phys Chem B 109:12277-12286
• Kresge CT, Leonowicz M, Roth WJ, Vartuli JC, Beck JS (1992) Nature 359:710-712
• Johansson E, Zink JI (2007) J Am Chem Soc 129:14437-14443
• Ozin GA, Khushalani D, Oliver S, Shen GC, Sokolov IYu, Yang H (1997) J Chem Soc Dalton Trans 3941-3952

タイトルに関連する用語 (4件)： 生物分析 ,  応用 ,  酵素 ,  メソポーラスシリカ