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J-GLOBAL ID：200902289294171845   整理番号：08A1075964

アラビドプシスの精子細胞の比較トランスクリプトミクス

Comparative Transcriptomics of Arabidopsis Sperm Cells

著者 (8件)： BORGES Filipe (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  GOMES Gabriela (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  GARDNER Rui (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  MORENO Nuno (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  MCCORMICK Sheila (Univ. California, California) ,  FEIJO Jose A. (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT) ,  FEIJO Jose A. (Universidade de Lisboa, Lisbon, PRT) ,  BECKER Joerg D. (Instituto Gulbenkian de Ciencia, Oeiras, PRT)
資料名： Plant Physiology  (Plant Physiology)
巻： 148  号： 2  ページ： 1168-1181  発行年： 2008年10月 
JST資料番号： C0606A  ISSN： 0032-0889  CODEN： PLPHA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 被子植物においては,葯の減数分裂が半数体の単細胞小胞子を産出し,その後花粉の有糸分裂Iが大きな栄養細胞と小さな生殖細胞を産出しているが,雄性配偶子が成熟し受精に参加する機構と条件に対する理解は,植物の生殖を研究するために必須である。蛍光によって活性化された細胞ソーティングを用いて,Arabidopsis thalianaに由来する精子細胞を単離し,ゲノムレベルにおけるそのトランスクリプトームのGeneChip解析を行った。精子細胞トランスクリプトームを代表的な胞子体組織や花粉のトランスクリプトーム類と比較解析した結果,精子が異なる多様な転写プロフィルを持っていることがわかった。精子細胞において富化された発現を示す遺伝子類の機能分類を行った結果,DNA修復,ユビキチンに仲介される蛋白質分解,および細胞周期の進行に関与するものが多く,さらに小RNAやDNAメチル化経路の解析の結果,父親ゲノムのエピジェネティック状態の制御に異なる機構が関与している可能性がわかった。精子細胞の発育や受精への関与がアラビドプシスにおいて直接にテストされた多くの候補遺伝子類を同定し,精子で発現している蛋白質類の役割を解読するためのロードマップを提供した。

シソーラス用語： *精子 ,  遺伝学実験技術 ,  *解析 ,  *トランスクリプトーム ,  花粉 ,  転写【遺伝】 ,  *遺伝子発現 ,  DNA修復 ,  ユビキチン ,  タンパク質分解 ,  細胞周期 ,  RNA【核酸】 ,  メチル化 ,  DNAメチル化 ,  *精子細胞 ,  *シロイヌナズナ ,  トランスクリプトーム解析 ,  低分子RNA ,  *分子遺伝現象
準シソーラス用語： *Arabidopsis thaliana ,  トランスクリプトミクス ,  小RNA

分類 (2件)： 生殖  (EH02040F) ,  遺伝子発現  (EC02040Q)

タイトルに関連する用語 (3件)： アラビドプシス ,  精子細胞 ,  トランスクリプトミクス