抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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高圧配電系統で,高調波障害の予防のためには障害発生のメカニズムの解明が有用と考え,障害の発生機構を解析した。まず旧JIS対応の直列リアクトルが線形領域で動作する際のリアクトル容量とその直列共振点の高調波次数との関係を確認した。次に,旧JIS対応の直列リアクトルが非線形特性をも有することに着目し,電源電圧中の第5調波がある値以上になると進相回路電流に非線形振動が急激に発生し,これで進相回路に過大な電流が流れて障害発生の原因となることをシミュレーションで明らかにした。また,シミュレーションの妥当性を実験で検証した。さらに,5次以外の高調波電圧に対しても障害を受けにくい最適なリアクトル容量についても検討した。