抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近開発されたダイナミックTG(熱重量分析)を用いて,エトリンガイトとモノサルフェートの個別定量を検討した。従来,これらの定量には粉末X線回折が広く用いられてきたが,この手法では試料の結晶化度により結果が左右された。エトリンガイトは真空乾燥法により,モノサルフェートは80°Cで1日乾燥することによりエトリンガイトフリーな試料を得た。モノサルフェート対エトリンガイトを,2対1,1対1,1対2,1対3のモル比で混合したものを,ダイナミックTGで測定した。その結果,65°Cでエトリンガイトに特徴的にほとんど温度変化の無い重量減少がみられた。その温度での純物質および混合物のダイナミックTGの重量減少率を結んだ線は,エトリンガイトとモノサルフェートの個別定量のための検量線として使用できることが分かった。