抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,同一携帯端末を用いて,衛星移動通信ネットワークのサービスエリアをカバーできないエリアを,衛星と同一周波数を利用した地上ネットワークで補完する,ATC(Ancillary Terrestrial Component)を用いた衛星通信が注目されている。このATC衛星通信と同様のコンセプトに基づき,我が国においても,携帯端末を衛星/地上で共用し,災害時にも確実な通信を確保できる「衛星/地上統合移動通信システム」が提言されており,周波数有効利用と衛星・地上複合端末の実現という観点から,衛星/地上システムの周波数共用が期待されている。本報告では,「衛星/地上統合移動通信システム」において,衛星/地上システムで周波数共用を行う場合のセル構成について検討した結果を述べる。衛星搭載アンテナの指向性パタンより周波数共用条件を導出し,衛星セルで使用する周波数を地上セルで再利用する場合のセル構成,利用可能な周波数帯域ならびに周波数チャネルを明らかにした。(著者抄録)