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J-GLOBAL ID:200902289788005646   整理番号:09A0950593

発光性d10遷移金属錯体

Luminescent d10 transition metal complexes
著者 (3件):
資料名:
巻: 52  ページ: 29-42  発行年: 2008年11月30日 
JST資料番号: L7014A  ISSN: 1882-6954  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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発光性d10錯体,金属種は銅(I),銀(I),金(I),ニッケル(0),パラジウム(0),白金(0)である。d10種はd軌道がふさがっているので,d-d遷移は起こり得ないが,最外殻より内側の軌道に電子が詰まっていないことが遷移金属の特徴とするなら,上記の金属種は遷移金属ではないということになる。このことが,これらの錯体の特徴を際立つものにしているといえる。金の三核錯体でソルボルミネセンスが報告され,引き続き金(I)錯体を用いてメカニズムの研究も行われている。光励起種の利用にはもともとの錯体の励起状態が長寿命種のほうが良く,d10錯体はこの点で有利である。発行材料分野からこれらの錯体が最も注目されている。d10錯体の長寿命励起状態を活かした新たな光エネルギー変換系などの開発も期待される。
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分類 (2件):
分類
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第11族,第12族元素の錯体  ,  錯体のルミネセンス 
引用文献 (78件):
  • a) V. Balzani, V. Carassiti, Eds. Photochemistry of Coordination Compounds, Academic Press, London, 1970; b) M. S. Wrighton Ed., Inorganic and organometallic photochemistry: a symposium (Advances in chemistry series; 168), American Chemical Society, Washington 1978; c) A. W. Adamson, P. D. Fleischauer Eds. Concepts of Inorganic Photochemistry, John Wiley & Sons lnc, New York, 1975古典であるが必読; d) D. M. Roundhill, Photochemistry and Photophysics of Metal Complexes,(Modern Inorganic Chemistry Series), Plenum Press, New York, 1994多少古いが当時の研究がほぼ網羅されていて便利; e) A. J. Lees, Chem. Rev., 87, 711(1987) 有機金属の発光の総説。
  • C. W. Tang, S. A. VanSlyke, Applied PhysicsLetters, 70, 913(1987).
  • a) M. A. Baldo, D. F. O’Brien, Y. You, A. Shoustikov, S. Sibley, M. E. Thompson, S. R. Forrest, Nature 1998, 395, 151. b) M. A. Baldo, S. Lamansky, P. E. Burrows, M. E. Thompson, S. R. Forrest, Appl. Phys. Lett.1999, 75, 4.
  • Inorg. Chem. 誌編集長の Prof. R. Eisenbergも学会 (ISPPCC, 2006) において、「今日、誰もが錯体を合成するととりあえず紫外線ランプを当ててみる時代となった」という意味のことを述べている。
  • a) Transition Metal and Rare Earth Compounds: Excited States, Transitions, Interactions I-III (Topics in Current Chemistry Series), Springer, 2001-2004 特に1巻の Vogle r と Kunkely の様々な発光励起状態に関する総説とII巻の Yersin とDongesの総説は興味深い; b) VW-W. Yam, PhotojUnctionat Transition Metal Complexes (Structure and Bonding) 2007; c) V. Balzani, S. Campagna Eds, Photochemistry and Photophysics of Coordination Compounds I & II (Topics in Current Chemistry Series), Springer金属種ごとの総説となっている書籍。
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