抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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精密工学会創立75周年記念特集の一環である精密工学各分野の現状として,本報ではファナックでのCNC,サーボ,ロボット,ロボショットの技術開発の歩みについて紹介し解説した。主な内容項目を次に示した。1)ファナックの技術開発:FA部門(工作機械の主構成要素であるCNC,サーボ,レーザ発振器の商品化),ロボット部門(産業用ロボット,ロボドリル,ロボショット,ロボカット,ロボナノの商品化),2)CNC,サーボの技術開発の歩み:NC工作機械はデジタル回路を用いたハードワイヤードNCからマイクロプロセッサを用いたCNCに,サーボについては電気油圧パルスモータから電気サーボモータへと開発改良,およびこれらの製品群の紹介,3)ロボット,ロボショットの技術開発の歩み:自動車工場のスポット溶接向け6軸垂直多関節ロボットの開発とアーク溶接,シーリング,マテリアルハンドリングなどへの用途拡大,生産現場でのロボット化として7軸双腕知能ロボットの開発と知能ロボットの改良推進,知能化機能の拡充,知能ロボット技術の展開によるあらゆる生産現場のロボット化促進,ロボットに続く成長商品のロボショット(全電動式射出成形機)の商品化とDVD,デジタルカメラ,携帯電話などへの用途展開,4)技術開発の今後の展望:ロボナノ(超精密加工機)の技術開発。