文献

J-GLOBAL ID：200902290017067591   整理番号：09A1169867

炭酸化の味覚

The Taste of Carbonation

著者 (7件)： CHANDRASHEKAR Jayaram (Univ. California, CA, USA) ,  YARMOLINSKY David (Univ. California, CA, USA) ,  VON BUCHHOLTZ Lars (National Inst. Dental and Craniofacial Res.(NIDCR), MD, USA) ,  OKA Yuki (Univ. California, CA, USA) ,  SLY William (Saint Louis Univ. School of Medicine, MO, USA) ,  RYBA Nicholas J.P. (National Inst. Dental and Craniofacial Res.(NIDCR), MD, USA) ,  ZUKER Charles S. (Univ. California, CA, USA)
資料名： Science  (Science)
巻： 326  号： 5951  ページ： 443-445  発行年： 2009年10月16日 
JST資料番号： E0078A  ISSN： 0036-8075  CODEN： SCIEA  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ヒトは定性的に異なる5つの味覚を感知する。これらの刺激に加え,味覚系はCO₂に反応する。今回,舌の味覚受容体細胞(TRC)を神経支配する主要神経の一つから味覚剤誘発活動電位を記録することにより,CO₂に対するTRCの電気生理学的反応を検討した。野生型マウスは炭酸化飲料,緩衝液溶解CO₂と気化CO₂の舌刺激で明確な用量依存性反応を示した。酸味感知細胞(PKD2L1発現細胞)の選択的除去(ジフテリア毒素処置)は,酸味刺激の全ての味覚反応を消失するのみならず,気化あるいは溶解CO₂の反応を消失した。緑色蛍光蛋白質標識酸味TRCからのmRNAを用いてマイクロアレイ解析をした結果,Car4はPKD2L1発現細胞に特異的に発現した。酸味感知細胞は炭酸化の味覚センサーとして働き,グリコシルホスファチジルイノシトール係留酵素の炭酸アンヒドラーゼ4はCO₂味覚センサーとして機能すると結論した。

シソーラス用語： 味覚 ,  情報伝達受容体 ,  神経支配 ,  *活動電位 ,  マウス ,  *酸味 ,  ジフテリア毒素 ,  緑色蛍光タンパク質 ,  mRNA ,  DNAマイクロアレイ ,  *二酸化炭素 ,  化学センサ ,  グリセロ糖脂質 ,  炭酸アンヒドラーゼ ,  グリコシルホスファチジルイノシトール ,  炭酸アンヒドラーゼIV ,  味覚センサ ,  味覚受容体 ,  *電気生理 ,  ネズミ亜目 ,  タンパク質
準シソーラス用語： PKD2L1

分類 (1件)： その他の感覚  (EJ13040X)

タイトルに関連する用語 (2件)： 炭酸化 ,  味覚