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J-GLOBAL ID：200902290025494571   整理番号：08A1142416

ストレス顆粒の形成はストレス応答MAPK経路を抑制することによってアポトーシスを阻害する

Formation of stress granules inhibits apoptosis by suppressing stress-responsive MAPK pathways

著者 (5件)： ARIMOTO Kyoko (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  FUKUDA Hiroyuki (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  IMAJOH-OHMI Shinobu (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  SAITO Haruo (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN) ,  TAKEKAWA Mutsuhiro (Univ. Tokyo, Tokyo, JPN)
資料名： Nature Cell Biology  (Nature Cell Biology)
巻： 10  号： 11  ページ： 1324-1332  発行年： 2008年11月 
JST資料番号： W1369A  ISSN： 1465-7392  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 各種培養細胞を使用して,ストレス顆粒(SG)とストレス応答MAPキナーゼ(SAPK)反応間の関係について検討した。著者らは,SG形成はSAPKアポトーシス反応を負に調節し,シグナリングスカフォールド蛋白質RACK1は2つの反応間のメディエータとして機能することを報告した。RACK1はSAPKであるMTK1に結合し,X線や遺伝毒性薬物などの2型ストレスによるその活性化を促進した。しかし,酸素欠乏,熱ショック,亜ヒ酸塩のような1型ストレス条件下では,RACK1はSG内に隔離された。従って,1型条件は2型ストレスによるMTK1-SAPK経路の活性化およびアポトーシスを抑制した。これらの結果は,癌化学療法に対する低酸素誘発抵抗性の問題に相当すると推察される。

シソーラス用語： *アポトーシス ,  細胞質顆粒 ,  *MAPキナーゼ ,  酸素欠乏 ,  亜ヒ酸塩 ,  タンパク質 ,  COS細胞 ,  HEK293細胞 ,  HeLa細胞 ,  光学顕微鏡法 ,  JNK MAPキナーゼ ,  遺伝子操作 ,  脂環式化合物 ,  ラクトン ,  フェノール類 ,  配糖体 ,  オレフィン化合物 ,  ピラノシド ,  グルコシド ,  フェノールエーテル ,  芳香族縮合化合物 ,  スカフォールド蛋白質 ,  ストレス応答MAPキナーゼ ,  ストレス顆粒 ,  COS7細胞 ,  蛍光顕微鏡法 ,  *シグナル伝達 ,  RACK1 ,  遺伝子ノックダウン法 ,  酵素阻害剤
準シソーラス用語： *細胞情報伝達 ,  RACK1蛋白質 ,  ノックダウン

分類 (2件)： 細胞生理一般  (EF02010S) ,  酵素生理  (EJ02020P)

物質索引 (1件)： エトポシド

タイトルに関連する用語 (5件)： ストレス顆粒 ,  ストレス応答 ,  MAPK経路 ,  アポトーシス ,  阻害