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J-GLOBAL ID：200902290030801245   整理番号：09A0368204

夏季飛来昆虫が育成牛の心拍数に及ぼす影響

The influence of the pest flies on heart rate of cattle in summer

著者 (4件)： AORIGELE (内蒙古農大 動物科学与医学学院) ,  竹田謙一 (信州大 農) ,  久馬忠 (信州大 農 アルプス圏フィールド科学教育研究セ) ,  松井寛二 (信州大 農)
資料名： 信州大学農学部AFC報告  (信州大学農学部附属アルプス圏フィールド科学教育研究センター報告)
号： 7  ページ： 73-76  発行年： 2009年03月27日 
JST資料番号： Y0438B  ISSN： 1348-7892  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 牛は衛生害虫による疾病媒介などの間接的被害を受けるだけではない。放牧牛はアブ,ハエ類の飛来によってストレスを受け食草行動および休息行動が不安定になる。ストレス刺激の指標として黒毛和種育成牛の心拍数について飛来昆虫との関係を調べた。飛来昆虫数と飛来昆虫が心拍数および身繕い行動に及ぼす影響を,動物用忌避剤の散布群と非散布群で実験的に比較した結果,動物用殺虫剤,エトフェンプロックスを忌避剤として散布した場合,飛来昆虫は有意に減少し,同様に身繕い行動の回数は有意に減少した。心拍数は非散布群に比較して散布群で有意に低かった。供試牛に飛来した非散布群の昆虫数は,散布群の約10倍多く確認された。本実験では,確認された昆虫はほとんどがハエ類で,アブ類の飛来はほとんどんなかった。したがって,刺咬性や吸血性昆虫に限らず放牧牛にとって飛来昆虫はストレス刺激であることが明白となった。また,放牧牛への忌避剤の散布はストレスを軽減させるのに有効な方法であると言える。

シソーラス用語： 心拍 ,  グルーミング ,  夏 ,  *昆虫類 ,  *ウシ ,  黒毛和種 ,  忌避剤 ,  *ストレス ,  アブ科 ,  フェノールエーテル
準シソーラス用語： アブ ,  ハエ類 ,  育成牛 ,  夏季 ,  昆虫 ,  心拍数 ,  身繕い行動 ,  飛来 ,  飛来昆虫 ,  放牧牛

分類 (2件)： 牛  (FD02020Y) ,  異種生物間相互作用  (EE01050A)

物質索引 (1件)： エトフェンプロックス

タイトルに関連する用語 (5件)： 夏季 ,  飛来 ,  昆虫 ,  育成牛 ,  心拍数