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J-GLOBAL ID：200902290068132614   整理番号：08A1018632

海洋動物における共生多様性: 化学合成の利用の芸術

Symbiotic diversity in marine animals: the art of harnessing chemosynthesis

著者 (4件)： DUBILIER Nicole (Max Planck Inst. Marine Microbiology, Bremen, DEU) ,  BERGIN Claudia (Max Planck Inst. Marine Microbiology, Bremen, DEU) ,  LOTT Christian (Max Planck Inst. Marine Microbiology, Bremen, DEU) ,  LOTT Christian (HYDRA Inst. Marine Sci., Campo nell’Elba (LI), ITA)
資料名： Nature Reviews. Microbiology  (Nature Reviews. Microbiology)
巻： 6  号： 10  ページ： 725-740  発行年： 2008年10月 
JST資料番号： W1394A  ISSN： 1740-1526  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 共生細菌(γプロテオバクテリア,εプロテオバクテリアなど)と海洋無脊椎動物の有鬚動物Riftia pachyptilaの化学合成性の共生はガラパゴス地溝の熱水噴出口で1970年代後半に発見された。深海でのこれらの共生の発見により,化学合成に基づく共生が冷湧水,浅海帯堆積物および大陸縁辺など世界中の生息地で発生していることが明らかとなってきた。これらの共生状態の進化論的成功は,化学合成性の細菌との関係を確立させた広範な種類の動物群の存在により証明されている。すなわち,すくなくとも7動物門(袋形動物,軟体動物,環形動物など)の動物が共生の宿主となっていることが知られている。16S rRNA系統発生的解析では,共生の関係は収斂型進化により複数の機会に進化したことが明らかとなっている。本総説では,生息地の多様性,それらの宿主の多様性(形態,行動および生理)に着目して検討する。

シソーラス用語： *海洋動物 ,  有鬚動物 ,  *共生 ,  *無脊椎動物 ,  *細菌 ,  海洋微生物 ,  生息場所 ,  生息環境 ,  *独立栄養 ,  系統発生 ,  *生物多様性
準シソーラス用語： Riftia pachyptila ,  プロテオバクテリア ,  化学合成独立栄養増殖

分類 (2件)： 異種生物間相互作用  (EE01050A) ,  進化論一般  (EC03010Q)

タイトルに関連する用語 (6件)： 海洋 ,  動物 ,  共生 ,  多様性 ,  化学合成 ,  芸術