抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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繊維製品の着心地やリサイクルおよび繊維製品等の摩擦に係わる性能評価をすべく,摩擦特性を天秤のような一般的な装置により容易に評価する検討を行った。天秤底部のフックと試料布の上部とは荷重の僅かな金属製フックを用い,摩擦の無視できるボールベアリングを通してナイロン糸により接続した。市販綿,麻およびレーヨン布を用い,洗浄後に経糸および緯糸方向について測定した。摩擦係数の値は,いずれの布の場合にも,経糸と緯糸方向に大きな差は見られず,綿と麻では同程度の値を示したが,レーヨンではやや小さい値が得られた。密着力については,綿とレーヨンの緯糸方向が大きな値であり,麻は綿の3~8分の1程度であった。織物構造による接触面積から説明されると思われるが,一様ではなく,さらなるデータの積み重ねが必要である。