抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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超音波流速分布計UVPによる測定法を適用し,水に加えて,動粘度102~8946mm
2/sの5種類のシリコンオイルを液相として用い,管内径40.0mmの鉛直円管中を上昇する単一大気泡の周囲の平均速度場を測定し液相粘性の変化が,速度場に及ぼす影響を検討した。その結果,シリコンオイルを用いた場合でも,水と同様に大気泡先端の上部にわずかな上向きの速度が測定された。その速度の大きさは,動粘度が増すほど小さくなった。また,大気泡周囲の液膜内には,下向きの流れがあるが,先端部近くを除いて,水の場合のように顕著な下向きの加速は見られなかった。後端に向かうにつれ,徐々に気泡が細みを帯びる形状のため,液膜流はそれに伴って拡がり,流下速度は再び低下した。シリコンオイルを用いた場合,大気泡後端の下部においても,大きな速度や,顕著な渦の構造は見られなかった。(著者抄録)