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J-GLOBAL ID:200902290246615098   整理番号:09A0098790

炭酸化製鋼スラグを活用した海域底質からのリンの溶出防止

Phosphorus Release Control from Coastal Sediments by Carbonated Steelmaking Slag
著者 (3件):
資料名:
巻: 32  号:ページ: 33-39  発行年: 2009年01月10日 
JST資料番号: Z0777A  ISSN: 0916-8958  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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富栄養化の進行した海域底質へ炭酸化製鋼スラグを適用して底質からのリンの溶出を防止する効果と機構について,バッチ実験を実施し,以下の知見を得た。底質のみの場合には,底質の有機酸の生成に伴って直上水のpH,DO,ORPが低下しやすく,底質からリンが溶出した。一方,炭酸化製鋼スラグを海域底質に適用すると,直上水のpHやDOの低下が抑制され,高ORPを維持しやすく,底質からのリンの溶出も防止できた。炭酸化製鋼スラグは砂と比較しても,リンの溶出をより抑制できた。リンの溶出防止機構は,炭酸化製鋼スラグの添加によってpHがやや上昇し,海水中のCa2+とPO4-Pによりカルシウムアパタイトの生成が促進されるためと考えられた。さらに300日以上の連続通水実験によって,炭酸化製鋼スラグを底質に適用すると,pHの低下や底質からのリンの溶出を長期にわたって防止できることを確認した。(著者抄録)
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分類 (1件):
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海洋汚濁 
引用文献 (21件):
  • 1) トーマス G.スピロ,ウィリアムス M.スティリアニ (2000),地球環境の化学,pp204-209,学会出版センター,東京.
  • 2) W.スタム,J.J.モーガン (1974),一般水質化学(下),PP.478-488,共立出版. 東京.
  • 3) 湖沼底質からのリンの溶出機構 (1991),pp.42-46,千葉県水質保全研究所.
  • 4) 古米弘明,梶原成元,大垣眞一郎 (1979) 運河底質からのリンの溶出について,第34回土木学会年次講演会,18-19.
  • 5) 大垣眞一郎,岡久宏史 (1978) 河川底泥におけるリンの溶出と吸着について,第33回土木学会年次講演会,16-17.
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