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J-GLOBAL ID:200902290317363940   整理番号:08A0263427

P-CVD法で形成したDLC膜の特性に及ぼす熱処理の影響

著者 (3件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 26-31  発行年: 2008年02月28日 
JST資料番号: G0963A  ISSN: 0288-0490  CODEN: NESHDF  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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DLC(Diamond Like Carbon)は,膜の構成成分Cの結合様式によるsp2構成比とsp3構成比および水素含有量によって種々の特性をもつ。熱処理によって,これら構成成分の割合や構造の変化から膜密度,硬さ,ヤング率の制御が可能になれば,用途により最適な特性のDLCを金属材料基板に成膜することができる。そこで成膜後,473Kから773Kで真空排気しながら焼鈍を施し,DLC膜の特性に及ぼす熱処理の影響を検討した。成膜後523~623Kの熱処理を施すと残留応力は減少したが,DLC表面の平滑さが損なわれることなく膜密度と硬さが上昇した。熱処理を施した試料のラマンスペクトルの変化より,DLC中のsp3構成率が減少し,また水素含有率は変化しなかったことから,sp2構成率が増加してグラファイト化が進行することがわかった。しかし熱処理後のsp2構成率が45%以下であれば,クラスターサイズが大きくなることによって,DLC膜の密度,硬さが増加すると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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炭素とその化合物 
引用文献 (10件):
  • 鈴木秀人. 事例で学ぶDLC成膜技術. 2003
  • JAKOB, W. Appl. Phys. Lett. 1993, 63, 1771
  • ROBERTSON, J. Philos. Mag. B. 1997, 76, 334
  • FERRARI, A. C. Phys. Rev., B. 2000, B61, 14095
  • CASIRAGHI, C. Phys. Rev., B. 2005, B72, 085401
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