抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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石榴皮はザクロ科植物ザクロPunica granatum L.の乾燥した果皮であり、中国の伝統医薬において、主に久潟、出血、蛔虫等の治療に応用している。近代的な薬理研究により、石榴皮中の総タンニンは抗菌、抗ウィルス、殺精子、性病伝播の予防・治療等の活性を有する。『中国薬典』の1995年版では、石榴皮中のタンニンの量は10%より低くなってはならないことを決定した。タンニン類化合物はその主要成分である。活性を有する単量体化合物を探す為に、本実験は石榴皮中のタンニン及びポリフェノール化合物類成分に対して研究を行い、5つの化合物が単離されて、得られた。化学方法及び波動スペクトルの分析によるその構造を確定した。それぞれは、punicalin,4、6-ガラジル-D-グルコース,I、パニカラギン(punicalagin,2,3-HHDP-4,6-gallagyl-D-glucose、II)、2,3-(S)-HHDP-D-グルコース[2,3-(S)-HHDP-D-glucose、III]、グラナチン(granatin B、1-galloyl-2,4-DHHDP-3,6-HHDP-glucose、IV)及びエラグ酸(ellagicacid、V)であった。ザクロの茎皮、葉などの違う部位の化学成分は異なり、本実験で得られた化合物IIIは初めてザクロの果皮から単離されて、得られた。また、化合物III及びIV対して体外で抗腫瘍(抗ヒト子宮頚がんHeLa細胞)活性をスクリーニングし、結果は二者共にHeLa細胞の生長を抑制できることを示した。形態学の観察による化合物IVの抑制はおそらく細胞のアポトーシスの誘導により実現した。Data from the ScienceChina, LCAS. Translated by JST