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J-GLOBAL ID:200902290358571662   整理番号:09A0941228

ポリウレタンの熱安定性と難燃性

Thermal stability and flame retardancy of polyurethanes
著者 (2件):
資料名:
巻: 34  号: 10  ページ: 1068-1133  発行年: 2009年10月 
JST資料番号: B0802A  ISSN: 0079-6700  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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ポリウレタンの熱安定性と難燃性をレビューする。ポリウレタン(PUs)は多くの各種の工業分野の広範な用途を有する重要なポリマである。PUsに関する70%以上の文献が構造特性相関を明らかにするためにそれらの熱安定性や難燃性を評価している。熱分解の研究,熱応力で発生する過程やPUsの熱安定性に影響するパラメータの理解の重要性はそれらが使用される特称な環境に適したテーラーメードな性質を有するポリウレタンを効率的に設計するために必須である。このレビューの一章ではその分解機構や速度を検討するTGA,TGA-MSやTGA-FTIR法を詳しく述べる。一般的に,PUsの熱分解はハードセグメント(HS)で始まり,多くのパラメータがポリウレタンの熱安定性を支配する。PU分解の特性に影響するHS,ソフトセグメント(SS)や鎖延長剤(CE)の構造や分子量,NCO:OH比,触媒の性質や架橋密度のようなパラメータについて詳しく述べる。ポリ(ウレタン-イソシアネート),ポリ(ウレタン-オキソゾリゾン)およびポリ(ウレタン-イミド)の形成に加えて,s-トリアジンを有するPU,芳香環濃度の向上,アゾメチン結合や架橋剤としての超分岐ポリオールの利用のようなPUsの熱安定性の改善の手法について述べる。レビューの一章では,ナノシリカ;Fe2O3;TiO2ような充填剤の適正な量の配合,シリカグラフト,有機改質層状けい酸塩を用いたナノ複合材の形成,ゾル-ゲル法によるSi-O-Si架橋構造の取込やPU骨格や側鎖へのかご型シルセスキオキサン(POSS)構造の取込みのようなハイブリッド形成による熱安定性の改良についても注目する。優れた熱安定性や難燃性を得るための新しいツールとして,PUsへのカーボンナノチューブ(CNT)の取込みやPUsでの官能化フラーレンでの使用についても述べる。本レビューの一章で,PUsの燃焼で生じる過程,難燃機構,PU産業で使用されている各種の添加剤や反応型難燃剤にも注目する。添加型難燃剤として膨張性黒鉛やメラミンの利用や作業機能を示す。難燃性改良のための水性ポリウレタン分散液(PUDs)中の各種の反応型有機りん化合物,シクロトリホスファゼン類,アジリジニル,有機ほう素化合物や有機けい素化合物の使用についても述べた。(翻訳著者抄録)
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分類 (4件):
分類
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抵抗性  ,  難燃剤  ,  高分子の反応一般  ,  重付加 
タイトルに関連する用語 (3件):
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