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J-GLOBAL ID:200902290411313620   整理番号:08A0259516

高度好熱真正細菌Thermus thermophilusのウラシルDNAグリコシラーゼ欠損突然変異体の変異誘発

Mutagenesis of uracil-DNA glycosylase deficient mutants of the extremely thermophilic eubacterium Thermus thermophilus
著者 (6件):
資料名:
巻:号:ページ: 663-669  発行年: 2008年04月02日 
JST資料番号: W1339A  ISSN: 1568-7864  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Thermus thermophilusはpH7.5にて70~75°Cで最適な増殖をする高度好熱性の嫌気性グラム陰性真性細菌である。極端な高温環境ではE.coliなどの中温菌よりも好熱菌で非常に高率に細胞内のDNA損傷が起こる。温度を高めると,二本鎖DNAのシトシン残基の脱アミノ化が大きく増加すると予想される。T.thermophilus HB27は2つの推定されるウラシルDNAグリコシラーゼ遺伝子(udgAとudgB)を有する。βグルコシダーゼレポーター測定によりモニターすると,70,74,78°CでudgA遺伝子の発現量はudgBの2~3倍だった。著者らは,His+復帰突然変異でそれぞれG:C→A:T,C:G→A:T,T:A→A:T,A:T→G:Cの塩基置換をすることによりhisD3110,hisD3113,hisD3115,hisD174のマーカー対立遺伝子を開発した。その後,各hisD背景で熱安定なカナマイシン耐性遺伝子(htk)またはpyrE遺伝子を挿入することでudgAとudgBを破壊し,自発的なHis+復帰頻度を比較した。udgAやudgBの各単一突然変異体と比較してudgA,B二重突然変異体でG:C→A:T復帰突然変異の頻度が顕著に増加した。udgA,B突然変異体で測定された突然変異速度は,60,70,78°Cでの培養でそれぞれ約2,12,117His+/108/世代だった。70°Cの培養でudg+株と比較して突然変異速度の増加比率はudgAで12倍,udgBで3倍,udgA,B変異体で56倍だった。それに対して,他のC:G→A:T,T:A→A:T,A:T→G:C変異に関してudgA,B二重変異体と親のudg+株との間で違いは観察されなかった。現時点の結果から,udgAと同様にudgBの遺伝子産物はDNA中のウラシルを除去してG:C→A:T塩基転位型突然変異を防止するようにin vivoで機能することが示された。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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分子遺伝学一般  ,  環境因子の生物影響一般 

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