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J-GLOBAL ID：200902290720519798   整理番号：09A0821531

省エネ・新プロピレンオキサイドの製法

著者 (1件)： 瀬尾健男 (住友化学)
資料名： ペトロテック  (Petrotech)
巻： 32  号： 8  ページ： 550-553  発行年： 2009年08月01日 
JST資料番号： S0836A  ISSN： 0386-2763  CODEN： PTRTD3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： プロピレンオキサイド(PO)の既存製法には塩素法と有機過酸化物を用いる併産法とがあるが,エネルギー消費や副生物の問題があった。POの主な既存製法と,それらの問題点を整理した上で,新PO単産法(クメン法)の開発,高性能エポキシ化触媒の開発等の経緯と共に,最近,開発された過酸化水素法とクメン法との比較を行った。クメン法は,省エネルギーの観点から開発を進め,高性能のTi触媒を開発し,高効率,省エネルギーでのPO製造法を実現した。製造過程で廃棄物がほとんど出ないのが大きな特徴である。また酸化,エポキシ化,水素化の過程で発生する熱をすべて有効利用した結果,既存方法に比べて30%以上の省エネルギーを達成した。さらに二酸化炭素排出量も大幅に削減し,環境面でも大きく貢献できる技術となった。

シソーラス用語： *環状エーテル ,  アルキルベンゼン ,  *生産方式 ,  技術開発 ,  エポキシ化 ,  触媒活性 ,  チタン化合物 ,  遷移金属触媒 ,  省エネルギー ,  減少 ,  地球温暖化 ,  環境保全 ,  触媒調製
準シソーラス用語： チタン触媒 ,  *プロピレンオキサイド ,  製法 ,  二酸化炭素排出量削減

分類 (4件)： 環化反応,開環反応  (CF02050I) ,  三員複素環化合物  (CF07050R) ,  その他の触媒  (CB06123Z) ,  反応操作(単位反応)  (XE01040I)

物質索引 (2件)： クメン ,  プロピレンオキシド

引用文献 (4件)：

• 石油学会編. 石油化学プロセス. 2001, 126
• NOTARI, B. Adv. Catal. 1996, 41, 253
• PLOTKIN, J. European Chemical News. 1999, October, 18-20
• TULLO, A. H. Chemical & Engineering News. 2006, October, 22-23

タイトルに関連する用語 (3件)： 省エネ ,  プロピレンオキサイド ,  製法