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J-GLOBAL ID：200902290765996929   整理番号：09A0002920

難分解性トリアジン環の切断成功 電子受容体(H₂O₂)存在下でのオゾンを含むTiO₂分散水溶液中におけるシアヌル酸の光補助全分解

Successful Scission of a Recalcitrant Triazinic Ring. The Photoassisted Total Breakup of Cyanuric Acid in Ozonized TiO₂ Aqueous Dispersions in the Presence of an Electron Acceptor (H₂O₂)

著者 (4件)： YANAGISAWA Ippei (Meisei Univ., Tokyo, JPN) ,  OYAMA Toshiyuki (Meisei Univ., Tokyo, JPN) ,  SERPONE Nick (Universita di Pavia, Pavia, ITA) ,  HIDAKA Hisao (Meisei Univ., Tokyo, JPN)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 112  号： 46  ページ： 18125-18133  発行年： 2008年11月20日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 難分解性有機物として知られているシアヌル酸が,酸素とオゾンを飽和したTiO₂懸濁液(pH12.0または5.6)中での紫外光照射によって酸化的に分解することを見いだした。シアヌル酸の分解と無機化は全有機炭素(TOC;溶液中のTOC消失はCO₂生成と等価)分析及びHPLCイオンクロマトグラフィーによる中間体と最終生成物分析に基づいて追跡した。最終反応生成物CO₂気体とNO₃^-およびNH₄⁺イオンであった。シアヌル酸は過酸化水素(最適濃度0.016M)存在下,オゾン化アルカリ水溶液中,紫外光照射下で完全に分解した。過酸化水素が共存していないと分解は完全ではなく,また,過酸化水素が含まれていてもpHが酸性(5.6)では有意量の無機化は観測されなかった。TiO₂粒子表面でのシアヌル酸の可能な配向を理論計算から予測し,分解機構を提案した。

シソーラス用語： *窒素複素環化合物 ,  *有機化合物 ,  *光分解 ,  *酸化チタン ,  過酸化水素 ,  ウレア化合物 ,  トリアジン類 ,  *難分解性物質
準シソーラス用語： トリアジン化合物 ,  *難分解性有機物

分類 (3件)： 光化学反応  (CB08020F) ,  コロイド化学一般  (CB11010C) ,  トリアジン  (CF07107M)

物質索引 (1件)： シアヌル酸

タイトルに関連する用語 (12件)： 難分解性 ,  トリア ,  ジン ,  環 ,  成功 ,  電子受容体 ,  H2O2 ,  オゾン ,  TiO2 ,  水溶液 ,  シアヌル酸 ,  分解