抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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太陽電池のエネルギー変換効率向上には,発電体の高効率化と共に,発電体に照射する太陽光が有効に受光されることが必要であり,発電体を保護するガラス基板などの透光基板の反射率を低減し,光透過率が向上することが求められている。本稿では,サスティナブル・テクノロジー社の,あらゆる基板表面に造膜することができ,反射率を低減し,光の透過率を向上(透過率+反射率>100%)させる「完全中性チタニア水分散液」を紹介した。このチタニア液は,安全で環境に負荷を与えるものは一切含まれず,固着はガラスの強化工程と同時に行うことができる。このチタニア液で100~300nmの透明膜を形成させることにより機能化し,可視光透過率を従来のものより3~5%向上させ,併せて,汚防・超親水性能を発現する。最後に,透過率+反射率>100%の性能を発揮する要因である,造膜内で新たな光の自然放出を促す「蛍光発光」の機序について説明した。