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J-GLOBAL ID:200902291079301945   整理番号:09A1002766

高度無秩序系における異方的超伝導

Anisotropic Superconductivity in Highly Disordered Systems
著者 (2件):
資料名:
巻: 78  号:ページ: 094712.1-094712.8  発行年: 2009年09月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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異方的超伝導のギャップ方程式を非磁性及び磁性不純物による弾性散乱及び非弾性散乱存在下で解く。弾性散乱は自己無撞着Born近似で,非弾性散乱は現象論的に取扱う。弾性散乱が強いと,T=0Kでもコヒーレントピークがほぼ消失してギャップは擬ギャップである。即ち,状態密度ρ(ε)は化学ポテンシャル中で非零で,これはT線形比熱係数が超伝導状態で非零であることを示す。この場合,T=0Kでρ(ε)の低エネルギー部分即ちギャップスペクトルは凹形のV形を持ち,散乱が無い場合の凸形V形とは対照的である。弾性あるいは非弾性散乱が強いと,εG(0)/kBTc比はその平均場値4よりも遥かに大きい。ここでεG(0)はT=0Kにおけるギャップ,Tcは超伝導臨界温度である。大きなεG(0)/kBTc≒8と残留抵抗のTcの線形減少は何れも銅酸化物超伝導体で観測され,後者はAbrikosovとGor’kov理論と一致するが,抵抗のT線形係数から推定した温度依存する対破壊により説明でき,約1μΩ/Kである。(翻訳著者抄録)
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酸化物系超伝導体の物性 
引用文献 (34件):
  • 1) J. G. Bednortz and K. A. Müller: Z. Phys. B 64 (1986) 189.
  • 2) D. J. Van Harlingen: Rev. Mod. Phys. 67 (1995) 515.
  • 3) J. Orenstein and A. J. Mills: Science 288 (2000) 468.
  • 4) S. A. Kivelson, I. P. Bindloss, E. Fradkin, V. Oganesyan, J. M. Tranquada, A. Kapitulnik, and C. Howald: Rev. Mod. Phys. 75 (2003) 1201.
  • 5) P. A. Lee, N. Nagaosa, and X.-G. Wen: Rev. Mod. Phys. 78 (2006) 17.
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