緩効性肥料がサゴ-タロ混植条件下におけるサゴの初期生育に及ぼす影響

KIMURA Sonoko D.; MATSUMURA Shoji; LINA Suzette B.; IGURA Masato; OKAZAKI Masanori; QUEVEDO Marcelo A.; LORETO Alan B.

文献

J-GLOBAL ID：200902291198833513 整理番号：08A1201251

緩効性肥料がサゴ-タロ混植条件下におけるサゴの初期生育に及ぼす影響

Influence of Slow-Release Fertilizers on Sago Palm Growth in the Early Growth Stage in a Sago-Taro Intercropping Field

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資料名：
巻： 16 号： 1 ページ： 1-9 発行年： 2008年11月14日
JST資料番号： L2376A ISSN： 1347-3972 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：日本 (JPN) 言語：英語 (EN)

本研究ではタロイモとの混植条件にあるサゴヤシの初期生育に及ぼす窒素肥料の影響を3種の肥料を3段階で施用することによって解析した。緩効性肥料のMeister 40(M40),Meister 70(M70)および尿素を供試し,施肥量は50kg N ha^-1,100kg N ha^-1および150kg N ha^-1とした。サゴヤシの植物高および葉数を2005年7月25日から2006年12月20日まで定期的に測定し,一定期間における植物高の変化率を生長速度と定義して解析を行った。タロイモの収量は2006年1月5日~12日に調査した。混植されたタロイモの乾物収量は1637~2080kg ha^-1であった。窒素吸収量は施肥区でコントロールより高い値となったが,個体差が大きく有意な違いは認められなかった。サゴヤシについても移植時の違いが大きく,肥料の種類および施肥量が植物高および葉数に及ぼす有意な影響は認められなかった。しかし,第1期(2005年7月25日~2005年11月30日)および第3期(2006年7月26日~2006年12月20日)の生長速度は施肥量が多いほど小さくなる傾向があり,その傾向は特に緩効性肥料で顕著であった。第2期(2005年11月30日~2006年7月26日)と第3期の成長速度は27~87cm半年^1-であり,8~31cm半年^1-であった第1期に対して大きかった。サゴヤシの生長速度はコントロールと比べ窒素施肥量が150kg N ha^1-では阻害されたが,50kg N ha^1-では促進された。(著者抄録)

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施肥法・肥効

引用文献 (17件)：

Chissoasahi. The controlled-release fertilizer. 2001, 7
FAO (Food and Agriculture Organization of the United Nations). FAOSTAT. http://faostat.fao.org/. 2006
FLACH, M. The Sago sago palm. 1983, 85
FLACH, M. Growth and yield of sago palms in relation to their nutritional needs. Proceedings of the 4th International Sago Symposium, 1990. 1990, 103-110
GEORGE, T. Nitrogen assimilation traits and dinitrogen fixation in soybean and common bean. Agronomy Journal. 1992, 84, 1020-1028

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