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J-GLOBAL ID:200902291432648750   整理番号:09A0248238

マウスにおけるコラーゲン抗体誘発性関節炎:モノクローナル抗II型コラーゲン抗体の新規5クローンカクテルの開発

Collagen antibody-induced arthritis in mice: Development of a new arthritogenic 5-clone cocktail of monoclonal anti-type II collagen antibodies
著者 (8件):
資料名:
巻: 343  号:ページ: 49-55  発行年: 2009年03月31日 
JST資料番号: E0816B  ISSN: 0022-1759  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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II型コラーゲンのCB11フラグメント(CII124-402)内に位置する保存されたエピトープを認識する4モノクローナル抗II型コラーゲン抗体カクテルは現在,コラーゲン抗体誘発性関節炎(CAIA)を誘発する関節炎誘発抗体調製物として用いられている。本カクテルの関節炎誘発性を亢進するために,ウシII型コラーゲンで免疫したDBA/1Jマウスの脾細胞に由来する抗II型コラーゲンに対する7新規モノクローナル抗体を開発し,その現在の4クローンカクテルの関節炎誘発性に対する相加作用について検討した。3クローン(CII-3,-5及び-6)はCB11のLyC1(CII124-290)ペプチドに結合し,1クローン(CII-7)はCB9.7(CII898-1020)に結合し,他種のII型コラーゲンと高度に交差反応した。これはこれらのクローンがマウスII型コラーゲンを含むII型コラーゲン内に保存されたエピトープを認識することを示す。他方,CB9.7に対する別の2クローン(CII-1及び-4)及びCB8(CII403-551)に対する1クローン(CII-2)は他種のII型コラーゲンとほとんど反応しなかった。現在の4クローンカクテルの関節炎誘発性は第5クローンCII-3の添加により有意に亢進した。他クローンでは効果を認めなかった。この新規5クローンカクテルの関節炎誘発性は,検討した全マウス系統,CIA反応系統DBA/1J,CIA抵抗性BALB/c(H-2d),T細胞欠損C.B-17/l scid/scid及びCAIA低反応性C57BL/6(H-2b)系統において,現在の4クローンカクテルより2倍高かった。本結果は明らかに,II型コラーゲンに対する自己抗体の関節炎誘発性のエピトープ特異性の重要性を示す。関節炎誘発性の亢進により,本5クローンカクテルは現在の4クローンカクテルに比べて低用量でより着実で重度の関節炎を誘発でき,種々のCAIA低反応性マウス系統において関節炎を誘発するために有効な新規試薬を提供すると考えられる。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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抗原・抗体・補体の生産と応用 

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