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J-GLOBAL ID:200902291483427499   整理番号:09A1102943

後期新生代の環境指標としての微古生物学と古海洋学の進展 石灰質ナンノ化石サイズ変化とDiscoaster生産量からみた新生代古海洋変動

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号: 86  ページ: 12-19  発行年: 2009年10月16日 
JST資料番号: L2430A  ISSN: 0022-9202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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石灰質ナンノプランクトンの分布・形態を概説し,深海底コアのコッコリスの研究に基づく海洋環境や海洋構造の復元の予察結果を示した。現生の円石藻類は透光帯に生息が限られ,水深約100mの水温躍層以浅の高水温/貧栄養層に多種が生息する。それ以深の低光量/低水温・冨栄養層にはFlorisphaera profundaなどに限られる。堆積物中のF.profundaの多産は成層構造を示唆し,それが稀で小型コッコリス(Gephyrocapsaなど)の多産は,湧昇流などによる成層構造の消滅を示唆する。インド洋と西赤道太平洋のODPコアの始新統-鮮新統では,コッコリス(ReticulofenestraとChiasmolithus)最大サイズとDiscoaster産出頻度に正相関が認められる。DiscoasterはF.profundaと同様に下部透光帯種である。その多産は成層化を示し,表層の貧栄養と温暖化によるコッコリスのサイズの増大と生産量の低下を伴う。一方,その減少は成層構造の崩壊と表層の富栄養化による生産量急増を示すコッコリスの小型化を伴う。コア地点では,後期始新世,前期中新世(NN3帯~NN4帯),中期中新世(NN6~NN9)は貧栄養状態だったと解釈できる。
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分類 (2件):
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新生代  ,  海洋地質学 
引用文献 (21件):
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