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J-GLOBAL ID:200902291523761397   整理番号:08A0823863

チオグリコール酸あるいはL-システインの毛髪繊維パーマネント・ウェービング処理におけるジスルフィド架橋結合への作用

Action of Thioglycolic Acid and L-Cysteine to Disulfide Cross-Links in Hair Fibers during Permanent Waving Treatment
著者 (4件):
資料名:
巻: 64  号:ページ: 137-144 (J-STAGE)  発行年: 2008年 
JST資料番号: F0278A  ISSN: 0037-9875  CODEN: SENGA5  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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毛髪の還元と続く酸化のパーマネント・ウェービング(perm)処理の間に起きる反応を,FT-IR技術およびポーラログラフ法を用いて,perm毛髪中のシステイン酸,中間の酸化システイン,チオール,ジスルフィド(SS)基含有量を測定して研究した。用いた還元剤はチオグリコール酸(TGA)あるいはL-システイン(CyS)である。perm毛髪試料は還元-酸化処理を一回から五回繰り返して,調製した。TGAあるいはCySの還元系によって得た試料間の,蛍光活性,SS結合還元,FT-IRスペクトル,ウェービング効率および応力-歪み特性の相異を論じた。両システムからの試料のSS含有量は,処理回数が増すに従って,ほぼ似た調子で低下し,SS基の低下は,S-S分裂メカニズムを通したSS結合の切断を経由して,システイン酸への完全変換およびシステイン自由基への一部分変換によることが分かった。さらに,TGAは中間フィラメント(IF)とマトリックス蛋白質(KAP)の間の架橋とKAP-KAP成分蛋白質間を攻撃し,一方CySは,KAP成分として機能しているIFの非ヘリカルセグメントとを繋ぐSS架橋を攻撃する。そして,その毛髪の微細構造におけるSS架橋の還元位置は,perm毛髪のウェービング効率に関係すると想定した。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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精油・香料・化粧品一般 
引用文献 (27件):
  • OKANO, M. Proc. 3^<rd> Asian Societies Cosmetic Science, Taipei, 1997. 1997, 195
  • ASQUITH, R. S. Chemistry of natural protein fibers. 1977, 193
  • INOUE, K. Cosmet. & Toilet. 1996, 111, 33
  • WICKETT, R. R. J. Soc. Cosmet. Chem. 1985, 36, 75
  • WICKETT, R. R. Cosmet. & Toilet. 1991, 106, 37
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