抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,地球温暖化や環境破壊が大きな社会問題となっており,代替エネルギーやエネルギー変換技術の開発が盛んである。しかし,当面は化石燃料の燃焼方式に頼らざるを得ないのが現状である。このため,エネルギー変換法としての燃焼方式の高効率化,低エミッション化が重要である。本稿では,このような目的で開発を行っている高輝度マイクロレーザによるエンジン点火技術を紹介した。最初に歴史的背景とレーザ点火の原理,最小絶縁破壊エネルギーに及ぼすパルス幅の影響について述べた。そして,開発した高輝度マイクロレーザについて,受動Qスイッチレーザの動作原理,マイクロレーザ構成と特性について述べた。開発したマイクロレーザは,パルスエネルギー3mJ,尖頭出力6MW,4パルスの合計エネルギー12mJを得た。現在,小型化も進んでおり,全長57mmのプラグ型筐体に造りこむことが可能になった。