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J-GLOBAL ID:200902291971181989   整理番号:09A1230720

無質量Diracフェルミオンにおける傾斜円錐に誘起された容易面擬スピン強磁性体とKosterlitz-Thouless転移

Tilted-Cone-Induced Easy-Plane Pseudo-Spin Ferromagnet and Kosterlitz-Thouless Transition in Massless Dirac Fermions
著者 (4件):
資料名:
巻: 78  号: 11  ページ: 114711.1-114711.7  発行年: 2009年11月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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圧力下にあり,傾斜円錐と時間反転対称性から生じる2重バレー縮退があるα-(BEDT-TTF)2I3における2次元無質量Diracフェルミオンの零エネルギー(N=0)Landau準位に対して,充填因子v=0で可能な量子Hall強磁性体を調べた。傾斜がないDirac円錐の場合,N=0Landau準位の長距離Coulomb相互作用は,N≠0Landau準位とは異なり,O(a/lH)次でもSU(2)バレー擬スピン対称性を見せる。ここでaとlHは各々格子定数と磁気長を表す。このような特性は,特定のバレーにおける零エネルギー状態がスピノル成分の1つのみに限定されており,他のスピノル成分は必ず零になる事実から生じる。α-(BEDT-TTF)2I3で見られる傾斜Dirac円錐の場合,非零値の第2成分が得られ,そしてバレー間の後方散乱過程が非零になる。この事実から容易面擬スピン強磁性(XY型)が生じることを示した。この場合,秩序パラメータの位相ゆらぎはXY模型によって記述でき,その結果,より低い温度でKosterlitz-Thouless転移が起こる。これら理論結果の観点から,α-(BEDT-TTF)2I3の抵抗率で見つかった実験結果を論じた。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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有機化合物の磁性  ,  有機化合物の電気伝導 
物質索引 (1件):
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引用文献 (31件):
  • 1) S. Katayama, A. Kobayashi, and Y. Suzumura: J. Phys. Soc. Jpn. 75 (2006) 054705.
  • 2) A. Kobayashi, S. Katayama, Y. Suzumura, and H. Fukuyama: J. Phys. Soc. Jpn. 76 (2007) 034711.
  • 3) M. O. Goerbig, J.-N. Fuchs, G. Montambaux, and F. Piechon: Phys. Rev. B 78 (2008) 045415.
  • 4) K. Kajita, T. Ojiro, H. Fujii, Y. Nishio, H. Kobayashi, A. Kobayashi, and R. Kato: J. Phys. Soc. Jpn. 61 (1992) 23.
  • 5) N. Tajima, S. Sugawara, M. Tamura, Y. Nishio, and K. Kajita: J. Phys. Soc. Jpn. 75 (2006) 051010.
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