抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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2007年9月に豪州クイーンズランド州の各機関からの聞き取り,文献調査および現地調査をもとに同州の南西地域の渇水状況,水需要抑制施策,水資源開発計画などについて報告した。この地域には3つのダムがあり,経年貯留を行っているが,今回の渇水は2004年3月に65%程度あった貯水率が4年弱の期間にじわじわと下降して,現在,24%程度になっている。渇水に伴う水利用規制は,3ダム合計の貯水率が40%を下回った2005年5月から順次強化しているが,調査時点(2007年9月)に「レベル5」であったものが2008年1月時点で「レベル6」に強化されている。しかし,給水制限には至っていない。降雨による貯水の回復が単年では見込めないことから,数年単位で水利用を切り詰めているからである。「右肩上がり」の需要増を受けて,現在の技術レベルで実現可能なあらゆる表流水開発手法を実施しようとしている。既設ダムにおいてもアセットマネジメントを積極的に導入し,より効果的なダム管理を目指している。