抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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動きぼやけのない静止画を基準画像,移動平均フィルタを用いて動きぼやけを再現した動画を評価画像とする主観評価実験を行った。鮮鋭度の劣化を尺度として動きぼやけの検知限・許容限を与える蓄積時間を求めた。この結果から,32deg/sまでの速さの被写体に対して,動きぼやけを許容限以下とするには,撮像時の蓄積時間を1/320s以下とする必要のあることが示された。これは従来の報告と比べて厳しい要求を与える値となっている。その理由としては,静止画(基準画像)と動画(評価画像)を同一の連続した映像内で評価したことと,その動きが通常のカメラワークとは異なることが考えられる。これらについてはさらに検討が必要である。また,動きぼやけを改善するためにフレーム開口率を小さくした場合,これと対応してストロボスコピック妨害が生じる。今後はフレームレートと開口率の変化が,総合的な動画質評価にどのような影響を与えるか検証することも必要である。(著者抄録)