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J-GLOBAL ID:200902292555980470   整理番号:09A0357048

SHP-2はCas-Lのチロシン燐酸化を阻害し,細胞移動を調節する

SHP-2 inhibits tyrosine phosphorylation of Cas-L and regulates cell migration
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巻: 382  号:ページ: 210-214  発行年: 2009年04月24日 
JST資料番号: B0118A  ISSN: 0006-291X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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Src相同2 (SH2)ドメイン含有蛋白質チロシンホスファターゼ,SHP-2は,各種の蛋白質との相互作用により細胞移動に重要な役割を果たす。この論文では,SHP-2が細胞移動を仲介するドッキング蛋白質,Crk会合基質リンパ球型(Cas-L)のチロシン燐酸化を阻害することを示し,SHP-2がフィブロネクチン(FN)により誘導されるA549肺腺癌細胞の移動を負に調節することを見出した。過剰発現したSHP-2は,接着斑でCas-Lと共局在化し,SHP-2の外部発現はCas-Lにより仲介される細胞移動を消失させることを示した。SHP-2はCas-Lのチロシン燐酸化を阻害し,Cas-Lと会合し,チロシン燐酸化に依存して複合体を作った。最後に,欠失変異体を用いた免疫沈降実験は,SHP-2の両SH2ドメインがこの会合に必要なことを明らかにした。これら結果は,SHP-2がCas-Lのチロシン燐酸化を調節し,このためキナーゼの効果に対立し,SHP-2がCas-Lにより仲介される細胞移動の負のレギュレーターであることを示す。Copyright 2009 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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