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J-GLOBAL ID：200902293070426764   整理番号：09A1176903

カルベン源としてアルキン類を使用した触媒的カルベン移動反応の開発

Development of Catalytic Carbene Transfer Reactions Using Alkynes as a Source of Carbenes

著者 (2件)： OHE Kouichi (Kyoto Univ., Kyoto, JPN) ,  MIKI Koji (Kyoto Univ., Kyoto, JPN)
資料名： 有機合成化学協会誌  (Journal of Synthetic Organic Chemistry, Japan)
巻： 67  号： 11  ページ： 1161-1171  発行年： 2009年11月01日 
JST資料番号： F0383A  ISSN： 0037-9980  CODEN： YGKKAE  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 遷移金属化合物によるアルキンの活性化に基づいたビニリデン及びアルキリデン錯体のin situ発生を研究し,求核性サブユニットを持つアルキン類から2-ピラニリデン,(2-フリル)-,(2-ピロリル)-,(2-チエニル)カルベン,及びビニルカルベン錯体への新規ルートを開発した。そしてこれらカルベン種のin situ生成が関与した,幾つかの効率的な触媒反応を実証した。カルベン前駆体としてのアルキン類の潜在的性質は,求アルキン性遷移金属によるアルキン内π結合の活性化によりもたらされた。アルキンからのカルベノイド種のin situ生成に基づいたこの研究により,種々の効率よいカルベン移動反応が高い原子効率で達成された。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *アセチレン化合物 ,  *カルベン錯体 ,  遷移金属錯体 ,  カルベン ,  化学合成 ,  触媒反応 ,  カルベン反応 ,  異性化 ,  環化反応 ,  環状付加 ,  開環反応 ,  酸素複素環化合物
準シソーラス用語： カルベン移動反応 ,  シクロプロパン化 ,  フラン類

分類 (2件)： 光化学反応,ラジカル反応  (CF02090A) ,  遷移金属錯体一般  (CE01040N)

引用文献 (126件)：

• ZARAGOZA DORWALD, F. Metal Carbenes in Organic Synthesis. 1999
• DOYLE, M. P. Modern Catalytic Methods for Organic Synthesis with Diazo Compounds. 1998
• FURSTNER, A. Angew. Chem. Int. Ed. 2000, 39, 3012
• TRNKA, T. M. Acc. Chem. Res. 2001, 34, 18
• SCHROCK, R. R. Adv. Synth. Catal. 2007, 349, 55

タイトルに関連する用語 (4件)： カルベン ,  触媒 ,  移動反応 ,  開発