文献

J-GLOBAL ID：200902293246990580   整理番号：09A0279561

金沢角間地区におけるナノ大気エアロゾル粒子の現状と各種粒子捕集装置の粒子分級特性の比較検討

Status and Characteristics of Ambient Aerosol Nano-particles in Kakuma, Kanazawa and Comparison between Sampling Characteristics of Air Samplers for Aerosol Particle Separation

著者 (7件)： 畑光彦 (金沢大) ,  BAI Yunhe (東莞理工学院) ,  古内正美 (金沢大) ,  福本将秀 (金沢大 大学院自然科学研究科) ,  大谷吉生 (金沢大) ,  関口和彦 (埼玉大 大学院理工学研究科) ,  田島奈穂子 (日本カノマックス)
資料名： 日本海域研究  (Annals of the Research Institute of the Japan Sea Region)
号： 40  ページ： 135-140  発行年： 2009年03月10日 
JST資料番号： S0712A  ISSN： 1347-7889  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 大気エアロゾル・ナノ粒子の特性を考察すると同時に,ナノ粒子捕集が可能な減圧インパクタを含む既存の各種粒子捕集機器を用いた同時サンプリングを実施し,大気エアロゾルの粒子径分布,粒子径別成分情報,総捕集粒子情報と比較検討することで,小型・大流量ナノ粒子サンプリング技術として試作したナノ粒子サンプラの特性評価を行った。3段階のインパクタステージから成る試作サンプラや,各種比較用粒子捕集装置・観測方法を紹介した。大気エアロゾル粒子濃度と多環芳香族化合物成分特性と,ナノ粒子サンプラの分級特性について観測・考察した。その結果,黄砂時期にもナノ粒子濃度が増加すること,ナノ粒子を含む微細粒子は,高沸点の多環芳香族化合物成分を多く含むこと,ナノ粒子サンプラは妥当な性能を有し,ナノ粒子に含まれる多環芳香族化合物のような半揮発性成分の評価に際しては,減圧インパクタよりも遥かに揮発損失を抑制できる可能性があることが分かった。

シソーラス用語： *エアロゾル ,  *ナノ粒子 ,  試料採取器 ,  インパクタ ,  分級機 ,  粒度分布 ,  分級度 ,  浮遊粒子状物質 ,  *粒状物汚染 ,  濃度測定 ,  粒径 ,  高速液体クロマトグラフィー ,  芳香族縮合化合物 ,  石川県 ,  分離装置 ,  金沢市 ,  大気エアロゾル ,  *大気測定 ,  大気汚染物質 ,  *分析 ,  *試験
準シソーラス用語： *大気質試験

分類 (2件)： 粒状物調査測定  (SB03060E) ,  大気質調査測定一般  (SB03040I)

タイトルに関連する用語 (8件)： 金沢 ,  地区 ,  大気エアロゾル粒子 ,  現状 ,  種粒子 ,  捕集装置 ,  粒子分級 ,  比較検討