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J-GLOBAL ID:200902293260151524   整理番号:09A0636851

正方行列向け特異値分解のCUDAによる高速化

著者 (4件):
資料名:
巻: 2009  号:ページ: 107-114  発行年: 2009年01月15日 
JST資料番号: Y0978B  ISSN: 1344-0640  資料種別: 会議録 (C)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
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本論文ではGPGPU向けの統合開発環境CUDAを用いた,正方行列の特異値分解の高速化について報告する。正方行列の特異値分解では,計算対象の行列を二重対角行列に変換してから特異値分解を行い,その後逆変換を行うことで,もとの行列の特異値分解を得る。本論文ではCUDAのBLASライブラリ(CUBLAS)の中の高性能なSGEMM(行列乗算ルーチン)を効率的に利用することで,比較的少ないコストで大幅な高速化を行うことを目指し,演算の大部分がBLASによって行われる二重対角化と逆変換部分をGPUを用いて高速化した。実装にあたっては,行列乗算を中心に二重対角化が可能なBischofの手法がGPU向けに適していることを簡単な性能予測を通して確認し,この手法を採用した。また,各計算ステップにおけるCPUとGPUとの仕事の適切な分担や計算のオーバーラップについても考慮した。GPUとしてNVIDIAのGeForce8800GTXを用いた性能評価の結果,CPU(Intel Core2 Duo 1.86GHz 2コア使用)のみで計算する場合と比べて,5120次元の正方行列の特異値分解の計算が約4倍高速化できることを確認した。(著者抄録)
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分類 (4件):
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計算機システム開発  ,  ディジタル計算機方式一般  ,  数値計算  ,  専用演算制御装置 
タイトルに関連する用語 (4件):
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