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J-GLOBAL ID:200902293301545133   整理番号:09A0062655

テーパー梁の応力分布-鉄骨木質構造の研究 その3-

STRESS DISTRIBUTION IN TAPERED BEAM-Study on steel-framed timber structures: Part 3-
著者 (1件):
資料名:
号: 635  ページ: 83-90  発行年: 2009年01月30日 
JST資料番号: F0393B  ISSN: 1340-4202  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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前報(同誌,Vol.73,No.632,pp.1779~1786,2008)に続く論文である。テーパー梁の応力分布を応力関数を用いて導いた。従来から用いられてきた初等力学による応力計算式は,テーパー梁の適合条件と境界条件を満たしていないので,誤差を含んでいる。応力関数解と比較することによって,初等力学解の誤差を調査したところ,テーパー勾配が緩やかで(勾配が1/5程度以下で),かつ梁の全体せいが支点におけるデーパーせいh0に比べて十分大きければ(h0の3倍程度以上であれば),初等力学解は十分な精度をもった1次近似解として使用可能であるが,そうでない場合は誤差が無視できないことが判明した。初等力学解では,テーパー縁の最大応力度はせいが2h0で生じるが,応力関数によると2h0より小さい位置で最大応力が生じる。この傾向は,テーパー勾配が急なほど,また梁の全体せいが小さいほど顕著となり,最大応力発生点はテーパーの付け根に向かってアップシフトする。このようなテーパー梁に初等力学は全く通用しないので注意が必要である。また,テーパー付け根では応力集中も加わることがFEM解析により示された。
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引用文献 (12件):
  • MAKI, A. C. Deflection and Stresses of Tapered Wood Beams. Research Paper, US Forest Service. 1965, 34, 1-53
  • 沢田稔. 木質テーバービームに関する研究. 北海道大学農学部演習林研究報告. 1970, 27, 2, 395-427
  • American Institute of Timber Construction. Timber Construction Manual. 2005
  • 日本建築学会. 木質構造設計規準・同解説-許容応力度・許容耐力設計法-. 2006
  • 桑村仁. 鉄骨木質構造の発展に向けた木材の割裂に関する研究 (その3. テーパー梁の割裂応力度). 日本建築学会関東支部研究報告集I. 2007, 2040, 241-244
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