抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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デイゴは,街路樹や学校,公園などに広く植栽されている沖縄県の県花である。デイゴヒメコバチによるデイゴの虫えい被害は,2005年5月以降,南西諸島に急速に拡がった。デイゴヒメコバチの防除に関しては,イミダクロプリド成分を含んだ薬剤の散布が有効とされるが,決定的な対策ではない。本研究では,人畜や環境への影響が少ない樹幹注入によるスクリーニング調査を行った。樹幹注入は,地際から高さ60~100cmの位置に電気ドリルで深さ10cmの注入孔を斜め下方向にあけ,専用容器により薬剤を加圧注入した。その結果,樹幹注入によるアトラック液剤処理は,デイゴに発生する虫えい内のデイゴヒメコバチに対して,少なくとも3か月効果が持続し,デイゴヒメコバチの発生数は処理後7日目から激減することが分った。