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J-GLOBAL ID：200902293826447191   整理番号：09A1222850

褐藻類Colpomenia sinuosaから単離した細菌由来のクオラムセンシング阻害剤様化合物の存在

Presence of quorum-sensing inhibitor-like compounds from bacteria isolated from the brown alga Colpomenia sinuosa

著者 (5件)： KANAGASABHAPATHY M. (Kobe Univ., Kobe, JPN) ,  YAMAZAKI G. (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  ISHIDA A. (Kumamoto Univ., Kumamoto, JPN) ,  SASAKI H. (Iwaki Meisei Univ., Fukushima, JPN) ,  NAGATA S. (Kobe Univ., Kobe, JPN)
資料名： Letters in Applied Microbiology  (Letters in Applied Microbiology)
巻： 49  号： 5  ページ： 573-579  発行年： 2009年11月 
JST資料番号： C0081C  ISSN： 0266-8254  CODEN： LAMIE7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： この研究において,指標生物としてSerratia rubidaea JCM14263を用いて,クオラムセンシング(QS)阻害活性の生産能に関して褐藻類関連表面寄生細菌をスクリーニングし,同定した。褐藻類から単離した96株の内12%の細菌はQS阻害剤(QSI)様化合物を生産することを見い出し,この化合物はJCM14263株の細胞増殖に影響することなしに色素生産を阻害することを認めた。QSI様化合物を生産する細菌のかなりの比率から,これらの細菌は褐藻類表面の付着細菌により誘導される生物膜を妨害することを示唆した。16S rRNA遺伝子配列に基づく系統発生解析により,QSI生産細菌はBacillaceae,Pseudomonadaceae,Pseudoalteromonadaceae及びVibrionaceaeに属することを示した。指標生物JCM14263を用いた色素阻害によるこの簡単なスクリーニング法により,海洋環境の細菌からのQSIの高感度/迅速検出を可能にし,褐藻類由来細菌のかなりの比率がQSI様化合物を生産することを認めた。

シソーラス用語： 寄生生物 ,  細菌 ,  rRNA ,  系統発生 ,  系統樹 ,  種差 ,  ヌクレオチド配列 ,  指標生物 ,  *海洋微生物 ,  高感度 ,  迅速分析 ,  *代謝産物 ,  *ケモタキソノミー ,  16S rRNA ,  *クオラムセンシング ,  褐藻綱 ,  *シグナル伝達 ,  微生物 ,  藻類 ,  隠花植物
準シソーラス用語： 褐藻類 ,  *細胞情報伝達 ,  Colpomenia sinuosa

分類 (2件)： 微生物形態学・分類学  (EG03030Y) ,  代謝と栄養  (EG03054K)

タイトルに関連する用語 (5件)： 褐藻類 ,  単離 ,  細菌 ,  クオラムセンシング ,  阻害剤