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J-GLOBAL ID：200902293943265916   整理番号：09A0175207

マグネシウム合金板の成形性評価と成形性改善の取組み

著者 (1件)： 高津正秀 (大阪府大)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 50  号： 576  ページ： 13-17  発行年： 2009年01月25日 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 唯一圧延板として市販されているAZ31マグネシウム合金板の成形性評価と成形性改善の取組みについて述べる。250°C以上の高温プレス成形性では結晶粒の微細化が有効で,変形の対称性から面内異方性の小さい同心円集合組織が望ましい。200°C以下の低温成形性では板面に平行に配向しがちな六方晶の底面を傾けるような集合組織制御が有効である。室温成形性は方位方向のランダム化によって飛躍的に向上し,圧延前後に500°Cの高温焼なましを行うことで得られ,そのままプレス成形できる。低温における成形性評価法としては,簡便で板厚くびれの生じにくい曲げ試験のような方法が有効である。

シソーラス用語： *マグネシウム合金 ,  *成形性 ,  応力歪特性 ,  結晶粒微細化 ,  成形 ,  集合組織 ,  温度依存性 ,  焼なまし ,  曲げ試験 ,  六方晶系 ,  AZ31 ,  プレス成形 ,  特性 ,  改変

分類 (1件)： 機械的性質  (WB02030U)

引用文献 (14件)：

• 1) Kohzu, M., Yoshida, F., Somekawa, H., Yoshikawa, M., Tanabe, S. & Higashi, K. :Mater. Trans., <b>42</b>-7(2001), 1273-1276.
• 2) 高津正秀:天田財団 FORM TECH REVIEW, 14-1(2005), 50-55.
• 3) 鎌土重晴・小島陽・小原久(監修)・高津正秀(分著):マグネシウム合金の成形加工技術の最前線,(2005), 79-87, シーエムシー出版.
• 4) 高津正秀:プレス技術, 43-7(2005), 23-26.
• 5) Kohzu, M., Hironaka, T., Nakatsuka, S., Saito, N., Yoshida, F., Naka, T., Okahara, H. & Higashi, K. :Mater. Trans., <b>48</b>-4(2007), 764-768.

タイトルに関連する用語 (4件)： マグネシウム ,  合金板 ,  成形性 ,  評価