文献

J-GLOBAL ID：200902294392011221   整理番号：08A1064980

ハイペロン混合中性子星から示唆された「余剰斥力」としての3体力

Three-Body Force as an “Extra Repulsion” Suggested from Hyperon-Mixed Neutron Stars

著者 (3件)： TAKATSUKA Tatsuyuki (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  NISHIZAKI Shigeru (Iwate Univ., Morioka, JPN) ,  TAMAGAKI Ryozo
資料名： Progress of Theoretical Physics. Supplement  (Progress of Theoretical Physics. Supplement)
号： 174  ページ： 80-83  発行年： 2008年10月15日 
JST資料番号： Z0965A  ISSN： 0375-9687  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 2008年3月に京都大学基礎物理学研究所で開催された国際会議「QCDの2008年の最前線ー高温高密物質における基本問題」の報告。ハイペロン混合中性子星の質量に対する理論と観測の間の重大な不一致はハイパー原子核系のある種の「余剰斥力」の欠損を強く示唆する。この機構を記述し,(2πΔ)型アイソバΔ励起を通じた拡張2π交換とストリング結合クォーク模型(SJM)における2体バリオン重複の潜在効果の観点から斥力の微視的起源としての3体力を検証した。これら2つの過程(2πΔ+SJM)を組合せた効果が,核物質の飽和性質との整合性を保持しながら直面する問題を解く有望な候補であることを示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： 理論 ,  *ハイパー原子核 ,  *中性子星 ,  斥力 ,  アイソバ模型 ,  ハイペロン ,  G行列 ,  *核物質 ,  状態方程式 ,  *三体問題 ,  Feynmanダイアグラム ,  バーテックス関数 ,  核子-核子相互作用 ,  クォーク模型 ,  ストリング模型

分類 (3件)： 核物質  (BG02050K) ,  ハイパー原子核  (BG02060V) ,  恒星  (DB05000P)

引用文献 (10件)：

• TAKATSUKA, T. Prog. Theor. Phys. Suppl. 2004, 156, 84
• TAKATSUKA, T. Eur. Phys. J. A. 2002, 13, 213
• NISHIZAKI, S. Prog. Theor. Phys. 2002, 108, 703
• LAGARIS, L. E. Nucl. Phys. A. 1981, 369, 470
• FRIEDMAN, B. Nucl. Phys. A. 1981, 361, 502

タイトルに関連する用語 (5件)： ハイペロン ,  中性子星 ,  余剰 ,  斥力 ,  体力