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J-GLOBAL ID:200902294533623706   整理番号:08A0639137

ゲノム不安定性と放射線照射誘導変異の抑制におけるミスマッチ修復遺伝子Msh6の役割

Role of the mismatch repair gene, Msh6, in suppressing genome instability and radiation-induced mutations
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巻: 642  号: 1-2  ページ: 74-79  発行年: 2008年07月03日 
JST資料番号: C0520A  ISSN: 0027-5107  CODEN: MRFMEC  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ミスマッチ修復(MMR)はゲノムの完全性を保つために重大な意味を持つ。この系の不全は体細胞変異を加速し得,ガンの発生のリスクを増す。MSH2と複合体を形成するMSH6は1及び2塩基対のミスマッチを認識することによりDNA修復を仲介するMMRタンパク質である。ゲノムの安定性に対するMSH6の欠損の効果を評価するため,我々は,我々のレポーター遺伝子Aprtに関しヘテロ接合体であるMSH6が正常なおよび欠損した129S2 × C57BL/6 F1ハイブリッドマウス間のヘテロ接合性のin vivoでの損失(LOH)の頻度を比較した。我々は機能的にAPRTタンパク質活性を失った変異細胞を回収し,LOHイベントに関して責任のある変異のスペクトルを分類した。我々は点突然変異の第二のレポーターとしてのX連鎖遺伝子Hprtにおける変異頻度も測定した。Msh6-/-Aprt+/-マウスにおいて,Msh6+/+Aprt+/-の同腹仔の対照に比べ,Aprtにおける変異頻度はT細胞と繊維芽細胞ともにおいて,それぞれ2.5倍および5.7倍に上昇した。体細胞組換え(MR)の中程度の増加が野生型の対照に比べMSH6欠損繊維芽細胞において観察されたが,点突然変異は両細胞型においてAPRT欠損につながる支配的な機構であった。複数の型の遷移から成る塩基置換はAprtコード領域内で同定された全ての点突然変異を説明した。我々は,通常の環境変異原である電離放射線照射(IR)により引き起こされる変異の阻止におけるMSH6の役割も評価した。Msh6-/-Aprt+/-マウスにおいて,4GyのX線照射はT細胞のAprtとHprtにおける点突然変異の有意な増加を誘導したが,繊維芽細胞ではしなかった。これらの発見はMutSαが細胞型に依存して自発的な及びIRが誘導する変異を減ずることを示す。Copyright 2008 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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遺伝的変異  ,  細胞レベルに対する影響 

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