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J-GLOBAL ID：200902294645583588   整理番号：08A1178376

人間行動のシークエンスに着目した河川空間における行動記述手法の開発

Development of investigation method using sequence of human behavior in river space

著者 (2件)： 佐々木和之 (九州工大 大学院工学研究科) ,  仲間浩一 (九州工大 工)
資料名： 環境システム研究論文集  (土木学会論文集 G(環境))
巻： 36  ページ： 499-506  発行年： 2008年10月18日 
JST資料番号： Y0732B  ISSN： 1345-9597  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 河川空間整備の基本計画や基本設計に向けた利用状況の把握に,人間行動調査は用いられている。本研究は,河川空間と人間行動との関係性を調査する上で,従来の調査方法に対して,河川空間における人間行動観察では用いられてこなかった「構造による行動の記述」及び「シークエンス」の有用性を検証することを目的とした。調査対象地として,大分県有数の観光地である山国川青地区の堤外地を選定した。複数の行動分析方法に用いることができるように,定点に設置したDVDカメラにて調査対象地を録画した。そして,語句の定義や,「構造による記述」+シークエンスを併用した分析方法について説明した。その結果,従来の分析方法では把握できない,単目的か多目的か,各行動・活動はどの場所でどんな過程で起こっているのかといった,人間行動の質的な問題を明らかにすることができた。

シソーラス用語： 河川 ,  整備 ,  計画 ,  *人間行動 ,  構造形成 ,  行動科学 ,  動作分析 ,  連続性 ,  併用効果 ,  画像分析 ,  書法 ,  観察 ,  空間 ,  環境計画
準シソーラス用語： *河川整備 ,  *行動観察 ,  河川空間

分類 (2件)： 環境問題  (SA01020V) ,  河川調査・計画  (RC12020M)

引用文献 (14件)：

• 土木学会編 (1988): 水辺の景観設計, 技報堂出版, 35
• Paul Martin, Patrick Bateson 著, 粕谷英一, 近雅愽, 細馬宏通訳 (1990): 行動研究入門, 東海大学出版会
• Nikolas Tinbergen (1951): The study of Instinctにおけるイトヨ (トゲウオ) の研究. シークエンスに着目する転機となった.
• 土木学会編 (1988): 水辺の景観設計, 技報堂出版, 40
• 土木学会編 (1988): 水辺の景観設計, 技報堂出版, 40の原文では「行動種類」と表記されているが, ここでは2の定義に従い「活動種類」と表記した.

タイトルに関連する用語 (8件)： 人間行動 ,  シークエンス ,  着目 ,  河川空間 ,  行動 ,  記述 ,  手法 ,  開発